秋の道東
9/22~24の3日間、道東へ両親と旅行してきた。両親は植物が好きで、今回の一番の目当てはアッケシソウ(サンゴソウ)。網走の近くにある能取湖が自生地として有名とのこと。
今回はパッケージツアーで、初日は釧路空港から阿寒湖へ。2日目は北上して知床、3日目に網走近辺を観光して釧路へ戻るコース。
運悪く台風17号が接近しており、帰りの便が飛ぶか心配だったが、幸い2日目夜の宿泊中に抜けてくれた。
9/22 羽田→釧路→阿寒湖
昼過ぎの便で釧路空港まで飛び、そこからは団体バスへ乗車。
初日は時間の都合上、釧路湿原をちょっと展望台から見てすぐ阿寒湖のホテルへ向かう程度。展望台はあまり良い場所ではなく、木々の間から遠くに湿原が見える程度で今ひとつ。
むしろ、道端の草原に普通にタンチョウがいるのが驚き。
…遠い orz 今回はX-T20に広角ズームと高倍率ズームを持っていったが、35mm換算200mm程度ではこんなもん。D610と超望遠を持っていくべきだった、と思ったことがこの後何度も。
釧路から2時間ほどで阿寒湖の宿に到着。小さな温泉街を散策。一角にアイヌコタン(アイヌの集落)があった。
ちょっとした博物館もあり。
民族舞踊のパフォーマンスが行われる劇場。
夕暮れの阿寒湖。
9/23 阿寒湖→知床→網走
早朝のフェリーで、沖合の島にあるマリモ観察施設へ行く。
船着場にエゾシカの親子が。
マリモ。こんなに大きくなるとは知らなかった。最大30cm程まで成長するとのこと。
島から戻って朝食を食べたら、バスに乗って出発。まずは摩周湖へ。
野生のキタキツネ。
摩周湖といえば霧のイメージが強いが、この日は晴れ…とまではいかないが眺望は良かった。せっかくだから霧を見たかった気もするが。
摩周湖のすぐ西側にある硫黄山。名前のとおりの山。噴煙は結構凄い。ガイドさんは「大涌谷みたいなもんです」と言っていたが、まあそうねえ…。
ここからひたすら北上してオホーツク海を目指す。この辺りから小雨が降ったり止んだり。
斜里町から知床半島へ向かう途中、遠音別川のサケ・マス遡上観覧施設へ。施設は河口から少し登ったところにあるが、河口のあたりには釣り人が沢山。*1
サケはなかなか見つけにくいが、よく見ていると水が跳ねるので気づいた。
そして知床半島へ。知床五湖の辺りを1時間ほど散策。残念ながら雨が少し強まってきてテンション低下。時間も1時間だとちょっと足りない。とはいえ、奥へ行くには現地ガイドの引率が必要。*2
網走方面へ戻る途中、道の駅併設の世界遺産センターで簡単に知床半島の説明を受けたり、オシンコシンの滝に寄ったり。
天に続く道は通過のみ。見るからに楽しそうな道なのでいつかバイクで走りたい。
濤沸湖で水鳥を室内から見学して(超望遠…)網走湖畔の宿へ。
9/24 網走→釧路
今回のハイライト、能取湖のサンゴソウ自生地。
ちょうど見頃だった。
天気も回復していい感じの水鏡に。これは確かに見応えがある。
最後の目的地。
旧網走監獄も現在の網走刑務所の場所にあり、老朽化した建物をこちらの博物館の場所に移設した、とのこと。ちなみに現網走刑務所はこちら。
コラボなう。
かつての建物。
マネキンがたまに動くので驚かされる。
当時の独房と現在の独房。
現地ガイドの解説付きで1時間ほどのコース。囚人達が北海道の開拓に駆り出された歴史も紹介。予想以上に面白かったが、こちらも1時間では足りない感じ。ガイドは今月一杯で終了するとの話でちょっと勿体無い。
あとはひたすら釧路へ戻って飛行機で帰京。
道東は初めてだったが、全般に詰め込み気味で物足りなかった。今度は自分で計画を立ててゆっくり行こうと思うが、やはり観光スポット間の距離が遠くて移動時間を取られるのが北海道だなあ、と。