バイクはいいぞ(ゆるキャン△はいいぞ)
3/7にヤマハ発動機が突如こんなコラボマンガを掲載。
いつものビーノからトリシティに乗り換えて入笠山までツーリング。いいですよね。
いい機会なので、「バイクに乗ってみたい」人向けに勧誘エントリを書いてみます。
バイクの良いところ
軽くてパワフル
私がバイクで一番楽しいのはこの点だと思っています。
エンジンの出力に比べて車重が軽いため、加速が強烈。
例えば、トリシティは車重160kgぐらいで最大出力が12馬力。
しまりんの体重と服と荷物を合計50kgとして、トータル210kgを12馬力で動かすわけです。
軽自動車が車重800kgぐらいで出力50馬力ぐらいですから、それと同程度。たった125ccのエンジンなのに。
これがより大きい排気量の車種になると、車重はあまり増えないのに出力はどんどん大きくなります。
例えば、たった250kgの車体にコンパクトカー並みのエンジンを積む、なんてことになるわけで。
加えて、カーブを曲がる時には基本的に車体を体ごと倒して曲げるので、その一体感が楽しいです。
ライダーはよく「人馬一体」という表現を使います。個人的にはスキーのスラロームの感覚が近いと思っています。
行動範囲が広がる
都市部であれば公共交通機関で大抵事足りるんですが、ちょっと郊外へ足を伸ばそうとするとやはりバイクか車が欲しくなるもの。
特にゆるキャン△の巡礼となるとほぼ必須です。
こんなblogエントリもありました。
山梨在住の方から見て、もし公共交通機関だけで巡礼しようとしたらどうなるかというと。
しっかし、このモデルコースなんて、本当に涙ぐましいですよね。山に囲まれてバスもほぼ通っていない四尾連湖になんとかして公共交通機関だけ到達してもらおうと、レンタサイクルを活用してここまで複雑な計画を練っているわけです。めちゃくちゃよく考えられたモデルコースですが、実行する人がたくさんいるのかというとかなり微妙です。
四尾連湖まで自転車で行くのは、やったことがあるおれだからわかるんですが、死ぬほど大変なんですよ。道の駅富士川から四尾連湖まで行くには標高差700メートル以上を登らないといけません。富士登山の半分くらいの標高差を自転車で登ることになります。家でアニメばっか見てるオタクには冗談がキツいです。上記ウェブサイトの通り電動クロスバイクをレンタルすれば絶対に不可能ということはないですが、これやったらあと2,3年はもうアウトドアはいいや、と思うくらいにはハードに感じるはずです。
県の行政が最善を尽くして計画を練ったのも関わらずこれほど厳しい計画になってしまう理由はたった一つで「毎日運行している四尾連湖まで行くバス路線が一つもないから」につきます。四尾連湖は本当にいい場所ですし、アニメでもその魅力を100%伝えることが出来ているわけで、もうちょっとまともな公共交通機関があれば行ってみたいと考える人は多いはずです。例えば、でかい駅から毎日往復何本か出るバスなんかがあれば使う人はいるでしょう(交通機関として採算取れるかどうかは別です)
現状だと、公共交通が貧弱だから巡礼者がさほど増えず、巡礼者がさほど増えないから公共交通が貧弱なまま、というだっちもない状況になっています。
バイクがあればこれが一気に解決します。
ビーノのような50cc原付だと上り坂がちょっと苦しいですが、トリシティぐらいのいわゆる原付2種ならおそらく大丈夫。
125cc超の車種なら高速に乗れるようになるので、行き帰りが楽になって更に足を伸ばせます。
関東からなら高ボッチも夜叉神峠も日帰り可能。陣馬形山は…1泊したほうが楽しめるかな。
諸費用が安い(車よりは)
安いとは言っても、トリシティはABS付モデルで45万円。ビーノでも20万円。
絶対的に見たら決して安くはない。それはそのとおりです。
バイクに乗ってみようかな、と思った時に一番の課題となるのはこの点でしょう。
それでも、車を所有するのに比べれば保険も自動車税も低額ですみます。
免許についても、四輪免許を持っていれば原付はそのまま乗れます。
さらに2日間の講習を受ければ、125ccまで乗れるAT・小型限定二輪免許を取得可能。
ランニングコストも、燃費が良いのでガソリン代はそこそこ。
高速料金は軽自動車と同じです。
…と、良いところも沢山あるバイクですが、やっぱり欠点もあります。
バイクの辛いところ
面倒くさい
車に乗るように、普段着のままキーを持ってドア開けてベルト締めて出発、とはいきません。
どんなに短距離の走行でも、最低限ヘルメットとグラブは必須。
服装にしても、長袖のシャツとパンツはマスト。
万一の事故を考えたら、プロテクターの入ったウェアを着ることが強く推奨されます。
とはいえ、乗る時に着るウェアは決まっているので、毎回考えなくてよい、という点では気楽。
私が冬に着ているジャケットはこれ。
ライダーズウェアというと皮ジャンのイメージがありますが、合成繊維のウェアも多数あるので好みで選べます。
事故ったらダメージが大きい
いくらプロテクターをつけていても、事故ったら生身の体ですから傷害を負う率は上がります。
これもどうしようもないところ。
まあ、車だって事故ったら怪我したり死んだりするわけですし、防衛運転を心がけるのが一番大事。
私はライダー歴10年以上ですが、幸い今まで人身事故には遭わずにすんでます。
積載が限られる
50cc未満は1人乗り、それ以上でも2人乗りが限界。
荷物を積もうにも、車のようなラゲッジスペースがある訳でもない。
となると、ザックを背負って乗るか、シートにくくりつけるか、ケースをつけるか、という選択になります。
私は大きい箱をつけてますが、無骨な大型バイクだから似合うケースですね…。
しまりんみたいに、小さいバイクでもキャンプ道具一式を積んだりすることもできるので、工夫次第ではあります。
いかがでしたでしょうか。
レンタカーほどの数はありませんが、レンタルバイクの店もありますので、ヘルメットとグラブを手に入れて50cc原付を借りてみるところからトライしてみるのもいいかもしれませんね。